宇都宮の秋を締めくくる一大神事「菊水祭(きくすいさい)」。毎年10月最終土・日曜に開催され、宇都宮二荒山神社の本祭として地域を盛り上げる行事です。
宇都宮市内を鳳輦(ほうれん/神輿の一種)が練り歩く光景は迫力満点で、古式ゆかしい流鏑馬(やぶさめ)と合わせて、秋の宇都宮を代表する風景になります。今年(2026年)の予定や楽しみ方をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
なお本記事は2026年7月時点の情報に基づいており、日程やルートの一部は現時点では未発表の項目もあるため、例年の傾向からの予想を含みます。最新情報は宇都宮二荒山神社の公式発信で必ずご確認ください。
二荒山神社菊水祭2026の開催日程とイベント概要
まず気になるのは「いつやるのか」という点ですよね。宇都宮二荒山神社の菊水祭は、毎年のルールとして「10月最終土・日曜日」に開催されています。これは宇都宮二荒山神社公式の年間行事カレンダーにも明記されている運用です。
10月24日(土)・25日(日)の開催時間と主な行事
2026年の日程については宇都宮観光コンベンション協会など複数の公式発信で「2026年10月24日(土)・25日(日)」と案内されています。両日とも、以下の時間で行事が進みます。
| 行事 | 開始時間の目安 |
|---|---|
| 流鏑馬神事(1回目) | 9:00頃~ |
| 流鏑馬神事(2回目) | 15:30頃~ |
| 鳳輦渡御 | 9:30~15:30 |
会場は宇都宮二荒山神社(栃木県宇都宮市馬場通り1-1-1、TEL 028-622-5271)です。アクセスはJR宇都宮駅から市内バスで約5分、東武宇都宮駅から徒歩約10分となっています。
祭神である豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)が鳳輦に乗せられ宇都宮のまちを渡御する「鳳輦渡御」がメイン行事。さらに、大鳥居の内外で行われる「流鏑馬神事」が両日朝夕2回ずつ執り行われ、まさに朝から夕方まで見どころが続く一日になります。
私自身、街中で鳳輦に出会ったときの「ドンドンドン」という太鼓と鉦の音は忘れられません。那須や日光方面に抜ける途中でもよく聞こえるので、耳を澄ませてみてください。
雨天時の注意点と中止情報の確認方法
屋外の神事なので、天候による影響は避けられません。2025年(令和7年)には、10月25日(土)と26日(日)の両日とも雨天で鳳輦渡御・流鏑馬が中止となりました。宇都宮二荒山神社が公式に中止を発表しています。
つまり「雨だから行ってみたら何もやっていなかった」というケースが実際に起こっています。事前に必ず最新情報をチェックしましょう。確認手段は以下の通りです。
- 宇都宮二荒山神社の公式X(旧Twitter): @futaarasan
- 宇都宮二荒山神社 公式ウェブサイト: http://futaarayamajinja.jp/
- 神社の電話問合せ(028-622-5271)
宇都宮の10月下旬は天候が変わりやすく、前日晴天→当日雨というパターンもしばしば。当日の朝にSNS確認をおすすめします。
二荒山神社菊水祭の見どころ
ここからは、私が「ここがすごい」と感じた見どころを2つに絞って紹介します。
宇都宮の市街地を練り歩く鳳輦渡御の迫力
鳳輦渡御は、神様(豊城入彦命)が鳳凰をかざる特別な神輿に乗って、宇都宮のまちを巡る神事です。神輿に鳳凰の飾りを付ける形式は珍しく、宇都宮の歴史と格式を示すシンボルです。
歴史的にも、宇都宮の街が火災から守られた感謝から始まった祭。神輿を間近で見ると思わず背筋が伸びるような厳かさがあります。看板や幟(のぼり)、供奉の行列も含め「動く神社の風景」は写真映え抜群です。
個人的には、鳳輦の鳳凰飾りをアップで撮るのがおすすめ。一定のテンポで神輿が揺れ、鳳凰の装飾が独特の陰影を見せてくれます。ただし撮影時は行列の進行を妨げないように配慮してくださいね。
大鳥居内で行われる流鏑馬神事の見どころ
両日とも朝夕2回、神社の大鳥居内という限られたスペースで流鏑馬神事が行われます。馬が鳥居の内側を疾走し、鏑矢(かぶらや)で的を射る様子はタイムスリップしたような迫力があります。
普通の流鏑馬は馬場を広く使うイメージですが、二荒山神社の場合は大鳥居という神聖な空間内で執り行われるのが大きな特徴。神事としての格式と、スポーツ的な迫力を同時に味わえます。朝は比較的空いているため、確実に近くで見たい方は9時台の回が狙い目です。
鏑矢が風を切り裂く音、馬蹄の音を聞きながら、宇都宮の歴史に思いを馳せてみてください。
鳳輦渡御のルートと観覧ポイント
鳳輦渡御は1日かけて宇都宮の市街地を練り歩くため、どこで観るかによって見え方がまったく変わります。
1日目は上町地区、2日目は下町地区
宇都宮二荒山神社を中心とした地域の区分として、神社から見て西側を「上町」、東側を「下町」として、両町を1日ずつ分けて巡るのが菊水祭の伝統的な運用です。2026年の1日目(10月24日)と2日目(10月25日)の地区割りについては、公式サイトや最新ポスターで正式発表される前の段階では未確定の部分があります。ただし例年の傾向を踏まえると、1日目に上町地区側、2日目に下町地区側を巡る運用になると考えられます。最新情報が発表され次第、必ず公式発信で確認してください。
個人的には、両日それぞれ別の地区を巡るので、可能なら両日参加するのがベスト。1日目と2日目では鳳輦が立ち寄る神社や休憩ポイントが変わるため、同じ祭礼でも全く違う風景に出会えます。
混雑を避けやすい観覧場所とアクセスの目安
大鳥居周辺の流鏑馬神事は人気が高く、特に15:30頃の2回目は混み合います。混雑回避のポイントは以下の通りです。
- 流鏑馬は朝の回(9:00頃)が比較的空いている
- 鳳輦渡御の中継ポイント(お昼前後)なら、行列の通過に合わせやすい
- JR宇都宮駅や東武宇都宮駅から近い神社周辺は終日混雑
- 少し離れた大通り沿いや交差点付近でも鳳輦に出会える
駐車場は宇都宮二荒山神社駐車場が約300台(有料)利用可能ですが、祭り当日の午前中は満車になることが予想されます。可能なら公共交通機関を利用するのがおすすめです。
宇都宮ICから車で約20~25分という立地は県内からのアクセスも良好。県外から高速を使う場合は、午前中のうちに現地入りするのが混雑回避のコツです。
菊水祭の歴史と由来
こうやって毎年続いているお祭りも、背景に確かな歴史があります。
秋山祭の付け祭りとして発展した背景
菊水祭の起源は1673年(寛文13年)にさかのぼります。当時、宇都宮のまちが火難(大きな火災)にあいかけましたが、神のご加護によってその難を免れたことを感謝して、神賑(かみにぎわい)行事を始めたのが始まりです。
神賑行事とは、神様を喜ばせるためのお祭り的な要素を含む神事。以来、毎年10月21日に行われる例祭「秋山祭」の付祭(つけ祭り)として定着し、重陽の節句(菊の節句)に合わせて行われるようになったことから「菊水祭」の名が付きました。
年間行事カレンダーを見ると、10月21日が最も厳粛な大祭「秋山祭」、その後の最終土・日が「菊水祭(鳳輦渡御・流鏑馬神事)」と位置付けられています。本祭と附祭という関係性、秋の宇都宮の重みを感じさせます。
宇都宮二荒山神社と地域に根づく祭礼文化
宇都宮二荒山神社は宇都宮市の中心に鎮座し、市内の多くの祭礼がこの神社の神様と関係しています。「下野国一之宮(しもつけのくにいちのみや)」として格式が高く、地域住民の心の拠り所的存在です。
菊水祭のように350年以上続く伝統行事は、地域コミュニティの結束を強めてきた証拠。子どもたちが大人と一緒に鳳輦を追いかける姿、高齢の方が沿道から声援を送る姿を見ると「地域の宝」としてこの祭が受け継がれてきたことを実感します。
私が宇都宮で初めて菊水祭を見たとき、「単なる観光イベントではなく、地域の人たちの誇りなんだ」と感じました。350年以上の歴史を持つお祭りに立ち会える幸せを、ぜひあなたにも味わってほしいです。
まとめ
二荒山神社菊水祭2026は10月24日(土)・25日(日)の開催で、流鏑馬神事9:00頃・15:30頃、鳳輦渡御9:30~15:30が基本スケジュールです(宇都宮観光コンベンション協会、栃木地旅情報、宇都宮二荒山神社年間行事より)。
見どころは「大鳥居内の流鏑馬」と「市街地を練り歩く鳳輦渡御」の2本柱。350年以上の歴史を持つ格式ある神事で、2025年には雨天中止もありましたので、当日の天候確認は必ず行いましょう。
アクセスはJR宇都宮駅からバス5分または東武宇都宮駅から徒歩10分。駐車場は約300台(有料)ありますが、公共交通機関のほうが安心です。
鳳輦の鳳凰飾りや流鏑馬の疾走シーンは、写真にも記憶にも残る秋の宇都宮の一枚になるはず。あなたも10月の最終週末、宇都宮の街で歴史ある神事に出会ってみませんか。

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